2017年2月7日火曜日

7日:誇りのもてる手伝い・仕事~全校朝会の校長先生のお話&6年スチレン版画やってま~す!

 7日に全校朝会がありました。校長先生のお話の概要です。

 1月31日付新潟日報の窓に「家業の手伝いに誇り持つ」という記事がありました。とってもいいお話なので全文を紹介しましょう。(記事省略)
私には、子どもの頃、小学生から高校生に経験した家庭の手伝いや仕事に誇りがもてるほどのものはありません。しかし、振り返って見るといくつか自分の力になった、自信になった、がんばったなと言える手伝いや仕事は思い浮かびます。今は冬です。思い起こすとやはり、雪おろしや雪片付け、雪道を付ける作業は印象に残っています。
私は雪国の魚沼・小出に育ちました。過去には1日に1mも降るのは当たり前でした。これが数日続くと屋根の雪下ろしをしなければなりません。私の住む小出は最深積雪量の平均はおおよそ2メートル。3メートルの年もあり、最高の記録は3メートル63センチです。ここまでいかなくとも、年に8回の雪下ろしをしなければならない年もありました。
土日は家族総出で屋根の雪をおろします。スコップやスノーダンプ、「とよ」という雪を流す道具を使って、どんどん家の周りに雪を下ろしていきます。
 
下ろした雪はそのままにできません。そのままにしておくと雪の重荷で家の壁を壊してしまうのです。ですから、土日で片付けられない雪は、月曜から下校後に片付けます。父親は長距離運転手のため3日に1度しか帰ってきません。弟と二人で毎日毎日片付けます。しかし、雪はやんでくれません。次の土日まで降り続け、次の土日もまた雪下ろしになります。それが1年に8回あるのです。雪下ろしは何も生み出しません。でも、無駄なこととは言えません。しなければ家がつぶれるのです。高校生の時は学校を休んで一人で背丈を超える屋根の雪を下ろしたことを思い出します。
雪下ろしや雪片付けのほかにしなければならないこともあります。それは雪道づくりです。私の家の前には、自動車の道路はありません。道路に出るまでの歩道があるのみです。およそ100m。雪が降るとこの歩道をかんじきで踏んで歩ける雪道を作ります。一晩で1m降ったりするので時には腰までの深さの雪を踏んで道を作ります。
30㎝程度の雪でしたら、100m5往復程度でいいのですが、こうなるとその倍往復しなければ道になりません。朝近所の人や自分達が通学、出勤するまでに道が完成しなければなりません。朝も暗いうちから道を付けます。ひどい雪の時は、前日の夜、当日の朝と2回しなければなりません。
 こうして、雪と格闘した日々を思い出します。しかし、この仕事のおかげで、寒さに負けない体力や心、粘り強さ、堪え忍ぶ心、大人に近づいた自信など、少なからず身についたことはあるなと思っています。
 みなさんは、どんなお手伝いや仕事をしていますか。皆さんは、家族の一員です。家族のためのお手伝いや仕事をすることは当然です。お手伝いや仕事は、決してすごいことではなく、することによって家族が助かるといったものです。ぜひ、手伝いや仕事は自分から買って出てください。そして、本気でしっかりとやること。長く続けること。そして、自信や力が付くように、誇りに思えるようにできたらいいですね。
子どもたちは真剣に画面を見て、校長先生の話を聞いていました。


7日、6年生が図工室でスチレン版画に挑戦していました。みんな真剣です。
 スチレン版画は、まず初めに、発泡スチロールのようなスチレン版にヘラやボールペンなどを使って、ひっかいてへこみを作ります。
 デザインの原画に忠実にボールペンでへこみの線を付けます。
原画がうまく写っているか確かめながら進めます。
 
型を切り抜いていく方法もあります。
  最後に、好きな色のインクを使って刷って完成です。鮮やかなインクの色合いがとてもきれいです。完成は後日お届けします。
 次回は、大会間近。2回目の長なわとび練習や授業などの模様をお送りします。