2018年6月12日火曜日

なりたい人になる その3(あこがれの人)

6月12日の全校朝会で、おおむね次のような話をしました。

先日の運動会は、とっても素晴らしかったです。みんなの頑張る姿がたくさんありました。おうちの方や地域の方もたくさんたくさん応援してくれました。
みんなのたくさんの頑張りと見ている人のたくさんの応援が合わさって大成功の運動会となりました。2つのことが合わさると、とてもいいことになりますね。
運動会では、なりたい自分になれましたか。なれた人も、なれなかった人もいるでしょう。でも、みんなのがんばりには、変わりありませんね。


ところで、みなさんには、あんな人になりたいなあとか、こんな人になれたらいいなあ、というあこがれの人はいますか。野球では二刀流の大谷選手、サッカーの日本代表、ユーチューバーや芸能人など、あこがれの人が有名人の人もいるでしょうし、自分の身近なおじいさんやおばあさん、お父さんやお母さんのようになりたいと思っている人もいるでしょう。

私の場合は…。私が初めて学校の先生になったとき、里公小学校という学校に勤めました。そのときに、あこがれの人と出会いました。
誰だか分かりますか。答えは、その時の校長先生です。その校長先生は、とても優しく、いつもにこにこしていました。私は、その校長先生みたいになりたくて、校長先生の家に遊びに行ったりたくさんお話したりしました。子どもたちにも先生たちにも楽しく優しく接してくれる先生でした。
ところが、その先生が、1回だけ大きな声を出したときがありました。いつもにこにこしていた校長先生が大きな声を出したので、みんなびっくりしてしまいました。
どうして大きな声を出したかというと、それは、「自分がされていやなことは人にはしない。自分がされてうれしいことを人にする」という黄金のルールを破った人たちがいたからでした。人のいやがることをやって、それを見ていた人もおもしろがって笑いました。そのときです。校長先生の大きなおこった声が体育館中に響き渡りました。
そんなことがあって、私はますます校長先生のことが大好きになりました。優しさと厳しさ、2つが合わさると、やっぱりいいことになるようですね。


6月は「いじめ見逃しゼロ強調月間」です。相手を思いやる優しさと相手を思いやる厳しさが大事です。黄金のルールをみなさんで守っていきましょう。

さて、あこがれの人には、なかなか近付けないかもしれません。でも、一歩一歩、自分でやることを決めて、進んでいくことが大事かなと思います。
今日から、砂小チャレンジ週間が始まります。歯磨きカードにも取り組んでいますね。
なりたい自分に向かって、一歩一歩がんばってください。


以上で、お話を終わります。