2017年7月18日火曜日

18日:6年生「総合」防災教室~自分で確かめよう羽越水害~

14日(金)に総合的な学習の時間で防災教室が行われました。
テーマは「自分で確かめよう羽越水害」です。まず初めに、荒川の決壊の場所を見学しました。
次に、神林水辺の楽校付近の堤防破堤跡です。左の堤防が昔の荒川の堤防です。昔ながらの石垣です。
昔の堤防は羽越水害によってここだけしか残っていないそうです。今の堤防は左の奥に見えます。
子どもたちは、講師の羽越河川国道事務所調査課の指導員さんの話をよく聞き真剣にメモをとっていました。
 次に、羽越水害で殉職された消防団の慰霊碑を見学しました。
同じ場所には、河川改修に尽力する最中に亡くなられた方の慰霊碑もありました。
それから、関川村の渡辺邸を訪れました。羽越水害の洪水痕跡を見学しました。
 館長さんの手の先が、家の中に水が入ってきた高さです。
 羽越水害の様子の写真や荒川の上空からの写真を見せてもらいました。
ここにも、入ってきた水の高さが表示されています。先生の身長より高いかな。
その後に、渡辺邸を見学させてもらいました。土間は採光のために吹抜けになっています。
いろりに火が入っていてけむりがでています。家屋の虫を追い払うための大切な役目だそうです。
 見事な渡辺邸は映画「蔵」の撮影現場になりました。
屋根は、石置木羽葺屋根と呼ばれます。屋根に木羽が飛ばないように石が置いてあります。
 米蔵、味噌蔵、金蔵などの素敵な模様の蔵が並びます。
 柱の接ぎを見せてもらいました。腕のいい大工さんが作ったそうです。
 てがみのもとになったと言われる木の葉に文字を書いています。
最後に、一本の棒を見せていただきました。なんと、半分に開き、〇〇〇になりました。とっても珍しいものだそうです。
6年生は、今回の防災教室を通して、現地で羽越水害の爪痕を確かめ、その被害やすごさを想像していました。