2019年10月31日木曜日

砂山小ものがたり No.215 10/31「閉校記念式典本番 その6」閉校まで151日

 閉校記念式典では、「児童代表あいさつ」がありました。
 全校児童を代表して、6年児童が発表しました。
 参加している皆さんが感心しながら、うなずいて聞かれていたのが印象的です。
 次のような内容でした。
 
 私が砂山小学校に入学して、一番良かったことは、かけがえのない友達と巡り会えたことです。普段の学校生活や運動会、修学旅行など、楽しいこともあれば時には苦しくて悩んだこともありました。そんな様々な出来事を、今日まで乗り越えてこられたのは、家族の支えはもちろんですが、素晴らしい友達が私の周りにいてくれたおかげだと思います。
 私は、人前で何かを発表したり、大きな舞台で堂々と振る舞ったりすることが、とても苦手です。学年が上がるごとに、人前での発表が恥ずかしくなり、授業の発言が減ったり明るいあいさつが出来なくなったりしていまいました。
 そんな中、2学期が始まり、「閉校まで毎日できること」というめあてを決めることになりました。私は、悩んだ末に、「自分から大きな声であいさつする」という目当てを掲げました。まずは、普段の生活から少しずつ自分を変えていこうと思ったからです。
 めあてを決めた次の日から、自分から大きな声であいさつすることを意識して取り組みました。元気にあいさつできる人を見習い、思い切ってあいさつをしていたら、恥ずかしい気持ちがだんだんと消え、不思議と自分からあいさつすることが、楽しくなってきました。地域の人からも登下校などで声をかけていただくことも励ましとなりました。それに、一番は、友達と一緒に頑張れたことです。友達のおかげで、また一歩踏み出すことができ、全校のみんなにも、あいさつの輪が広がりました。
 そして、私にとっては、大きなチャレンジでしたが、この閉校記念式典での児童代表あいさつに、自分から立候補しました。私たち一人一人が、できることを頑張ることで、砂山小学校がよりよい方向に進んでいき、もっともっと良い学校になると思います。
 その一つとして、この後に行われる閉校記念セレモニーでは、全校が心を合わせて、歌や呼び掛けを発表します。私たちの思いをみなさんに届けられるよう練習してきた成果をどうぞご覧ください。
 砂山小学校の閉校まで、あと百五十六日となりました。この学校を卒業した先輩方や全校のみなさんもいろいろな思い出がたくさんあると思います。これまで、学習や行事などで地域のみなさんやお家の方々にたくさんお世話になりました。私たちを温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました。
 砂山小学校の締めくくりを、より良いものにできるように、これからも全校のみんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 とても素晴らしい、心に届く発表でした。
 発表後には、会場から大きな拍手が湧き起こりました。