2019年10月29日火曜日

砂山小ものがたり No.213 10/29「閉校記念式典本番 その4」閉校まで153日

 閉校記念式典では、いろいろな方のごあいさつがありました。
 校長あいさつでは、おおむね次のような話をしました。

 本日は、御多用の中、村上市立砂山小学校の閉校記念式典にあたり、多くのご来賓の皆様からご臨席いただきましたことに心より御礼申し上げます。
 昭和33年4月に平林第二小学校として開校した砂山小学校が、62年の歴史に幕を下ろそうとしています。
 本校は、牛屋小学校と塩谷小学校が統合され、この地に新しくできた学校です。三角の校章は昭和35年にできました。昭和四十年には、砂山小学校の名前になり、校歌もできました。平成15年には、新校舎が完成し、広いグラウンドなど、素晴らしい教育環境が整えられ、今日に至っています。
 その学び舎の主役は、子どもたちです。砂山小学校の現在の主役は、74人。今、皆様の目の前にいる、一人一人の子どもたちです。砂山小学校のこれまでの主役である卒業生の数は、2,704人。2,704人の卒業生と74人の在校生、そして、転校していった子どもたちも合わせると、約2,800人の子どもたちが、この砂山小学校で、学校生活を送ったことになります。昭和33年の開校以来、2,800人の主役たちを支え見守り、教え導いてくださったたくさんの皆様のおかげで、今日の砂山小学校があります。
 その皆様方が、閉校記念の節目の本日、この砂山小学校にお集まりくださいました。学校の主役として子ども時代を過ごした卒業生の皆様、その家族の一員として子どもたちを支えてくださった皆様、地域や学校関係の役職を担ってくださった皆様、またPTAや見守り隊、学校ボランティアとして子どもたちを見守ってくださった皆様、これまでの砂山小学校の歩みに携わってこられた地域の皆様、新潟県や村上市、神林地区の学校として、この学校を大切に導いてくださった皆様、教育目標「かしこい子ども あかるい子ども つよい子ども」の実現に向けて、熱い思いをもち、子どもたちの知・徳・体の育成に向けて力を尽くしていただいた職員の皆様が、今、この会場にいらっしゃいます。母校として、地域の学校として、また勤務された学校として、この学舎には数多くの思い出があることと思います。
 開校当時から運動会で歌い継がれる第一応援歌、50年以上の歴史があるメロ鼓隊、花いっぱい運動やビオトープなどの環境教育、地域のよさに触れながら学びを深めた町屋散策やお米作り、鮭の塩引き作りなどの体験学習、お幕場森林公園を活用した全校遠足やクロスカントリー大会など、たくさんの方々の温かなご支援、ご協力をいただきながら、子どもたちは、心も体も健やかに成長し、砂山小学校の歴史と伝統を築いてきました。本当にありがとうございました。
 砂山小学校の教育活動は、令和2年3月で終止符を打つことになりますが、卒業生や地域、保護者の皆様、そして、子どもたちの心の中にこれからも生き続け、砂山小学校が大切に培ってきたものが新たに統合する「平林小学校」に受け継がれることと思います。
 児童の皆さん、4月からは、新しい学校で、新しい友達と力を合わせ、仲良く、元気に活動してください。砂山小学校で学び、身に付けた力を十二分に発揮し、しっかりと歩みを進めながら、更に成長していくことを願っています。そして、地域やお家の皆さんに、これまで以上に元気と笑顔を届けてください。皆さんのますますの活躍を期待しています。
 結びとなりましたが、閉校・統合に向けてご尽力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。そして、砂山小学校62年の歩みに関わってこられた全ての皆様に、心から感謝とお礼を申し上げ、ごあいさつといたします。