2019年10月5日土曜日

砂山小ものがたり No.189 10/5「10月の全校集会での話」閉校まで177日

 10月の全校集会で、おおむね次のような話をしました。

 「10/3」(と黒板に書きました。以下「板書」とします)これは何ですか。そうですね。10月3日、今日の日付です。10月1日から、あいさつ運動に取り組んでいます。お互いに交わし合うあいさつが、とってもたくさんになりました。5・6年生のみなさんのおかげです。ありがとう。
 では、これは、「あと5日」(板書)。明日から数えて、5日目は、4日、5日、6日、7日、8日となります。何がある日でしょうか。そうでね。校内クロスカントリー大会は、10月8日にあります。みんなは自分のめあてに向かって練習を積み重ね、その達成を目指してがんばっていることと思います。みんなが、苦しくても歩かないで、一生懸命走っている姿は、見ている人に感動を与えます。みんなは、ただ走っているだけだから、そんなことはないと思っているかもしれませんが、見ている人は見ています。応援してくれている人は応援しています。みんなの走りやみんなのがんばりは、実はそれだけ大切なものなのだということを心に留めておいてください。
 こんなお話があります。ある音楽会でのこと。子どもたちが歌の発表をしています。その発表を聞いていたAさんは、子どもたちの歌声が素晴らしく、とても感動しています。ふと、となりの人を見ると、おとなりの人も感動して涙を流しています。
 子どもたちの発表が終わり大きな拍手が送られました。Aさんは、おとなりの人が、自分と同じように感動していることにうれしくなって、おとなりの人に声を掛けました。「すばらしい歌声ですね。感動しましたね。」
 ところが、おとなりの人は、どうしたものか、返事をしてくれませんし、Aさんの声掛けに気付いていないようです。まもなくすると、おとなりの人は、一緒に来ている人と、手話を使って話し始めました。Aさんは、このとき初めて、おとなりの人は耳が聞こえないということに気付きました。子どもたちの実際の歌声は、その方に届いていなかったかもしれませんが、その方は感動して涙を流していました。きっと子どもたちの発表の何かが、その方の心に伝わったのでしょう。
 さて、この数はどうですか。「あと10日」(板書)。明日から数えて10日目です。10日目の10月13日は、何がありますか。塩谷の町屋散策ですね。4~6年生は、メロ鼓隊。1、2年生は、「パプリカ」のダンス。3・4年生が、町屋のガイドをします。また、松の子ファミリー班でスタンプラリーにも参加します。
 ではこれは、「あと23日」(板書)。23日目は、10月26日、閉校記念式典や文化祭が開かれる日です。地域の人、お家の人、砂山小学校の卒業生、砂山小学校に勤めていた先生方、来賓の皆様などなど、本当にたくさんの方々が来られます。そこで、みんなは、ありがとうの歌や呼び掛け、合唱などを発表します。
 観ている人も、聞いている人も、その場にいらっしゃる、全ての人に、みんなの気持ちの何かが伝わることを願っています。そして、みんなにとっても、来ていただいた方々にとっても、砂山小学校の閉校への想いを確かなものにできる、みんなの心に残る、そんな一日になるようにしていきましょう。
 以上で、お話を終わります。