2019年1月8日火曜日

3学期始業式 つくりたい学校 その1

 1月7日の3学期始業式で、おおむね次のような話をしました。

 平成31年、新しい年がスタートしました。久しぶりにみんなの笑顔に出会えて、とてもうれしく思います。どんな冬休みでしたか。クリスマスやお正月もありましたね。今、代表の3人が発表しましたが、みんなもめあてをもって3学期を迎えていますか。
 さて、1学期は「なりたい自分」、2学期は「つくりたい学級」でした。3学期は、いよいよ「つくりたい学校」に向けて頑張っていきたいと思います。みんなは、どんな学校をつくりたいですか。砂山小学校をどんな学校にしたいですか。どんな学校にするかは、みんなの一人一人の行動や言葉によって決まります。『▭ の言葉がいっぱいの学校』。この▭の中には、何を当てはめたらいいのでしょうか。これから、私が話すことをよく聞きながら、一人一人が考えてみてください。

 平成31年4月、今の6年生は中学校に進学します。今の1~5年生は、砂山小学校の2~6年生になります。砂山小学校は閉校になるので、最後の1年間です。2020年4月には、新しい平林小学校ができます。平林小学校と砂山小学校が一つになります。だから、1年と3か月後には、平林小学校の子どもたちと砂山小学校の子どもたちが、この校舎でいっしょに勉強することになります。
 2つの学校が合わさるので、子どもたちの人数が増えます。135人くらいになる予定です。1~6年生のクラスが1つずつ、ひまわり学級のような少ない人数で勉強するクラスが2つになります。その他にも新しい学校になると、学校のマーク(校章)が変わります。校歌も新しくなります。校舎は変わりませんが、一緒に勉強する友達も増えるし、いろいろなことが変わります。
 新しいことに慣れるために、今から、いろいろと準備をしていきたいと思います。新しい友達がたくさんになるので、誰とでも仲良く、みんな笑顔でお互いが成長していけるような「三方よし」の学校にしたいですね。そのために、この3学期には次のことに取り組みます。
 1つめは、2月1日、「学習発表会」の日です。みんながこれまで頑張ってきたことを多くの人に見ていただきます。「学習発表会」に併せて、みんなと仲良くするための勉強会を開きます。和田先生というお医者さんから、「だれとでも仲良くするための見方や考え方」についてお話してもらいます。私たちの周りには、いろいろな人がいます。運動が得意な人・苦手な人、給食が好きな人・きらいな人、背の高い人・低い人、たくさん食べる人・あまり食べない人、優しい人や厳しい人、わがままな人や素直な人、みんな一人一人違います。人と違うことがいけないのでしょうか。そうではないですよね。一人一人違うからこそ、いろいろなアイディアが出たり、いろいろ助け合ったりできるのです。違いが分かって認め合って仲良くしていくことが、とても大切です。砂山小学校も、新しい平林小学校でも、一人一人を大事にした学校となるようにしていきたいと思います。
 2つめは、2月8日、「なわとび大会」の日です。「なわとび大会」では、みんなで力を合わせて記録に挑戦しますよね。そのときに大事なことは何でしょう。練習するときやうまくいったり失敗したりしたときなどに、声を掛け合うことが大事ですよね。人と人がつながって関わり合いながら取り組むことが大切です。人と人がつながり関わり合うことを難しい言葉で「コミュニケーション」と言います。そのことについて、みんなで学ぶ機会をつくります。グループをつくって、みんなで「コミュニケーション」について楽しく学びます。詳しい先生から来てもらって、みんなに教えてもらいます。
 3つめは、3月1日の「6年生を送る会」です。6年生へ、ありがとうの感謝の気持ちを伝えたいですね。人と仲良くする、人を大事にするキーワードは、「ありがとう」です。そのことについて、しっかりと考えて、6年生に届けましょう。6年生とだけでなく、クラスの友達や他の学年の人とも1年間を振り返って、お互いに感謝できるようにしたいですね。
 以上の3つのことに取り組みながら、「つくりたい学校」をつくっていきましょう。この3つの取組には、ご都合のつくおうちの方からも参加してもらいたいと考えています。みんなもおうちの人も、それから地域の人も一緒に「つくりたい学校」を作っていけたらいいなと考えています。

 さて、▭の中には、どんな言葉を入れますか。みんなで手を取り合って、みんなで考えた「つくりたい学校」に向けて、3学期も頑張っていきましょう。

 2019年、本年も昨年同様、よろしくお願い申し上げます。
 1月8日、雪が降り積もりました。校舎の写真です。